2020-08-10 たぶん一生 詩 きらきら男子の日常には草も転がらない末広がりの夜更けには恋人とのロマンチックとあるべきで横目で嘲笑して次の娯楽を待っているリアリティー番組の終わり 軟口蓋に粘っこくからんだあの人の煙草のけむりが癌みたいにずっと戦い続けるものであること幼さのために怖かった 川沿いの草むらを進んでいき身を焦がすほどの熱線を浴びて果物も一瞬で化石になる かいつまんで至った今日の足の甲に付きまとう蚊を追い払いばかみたいに膨れあがった雲の向こう側の雷に打たれに行った