2009-05-06 未練はありません 詩 2009 糸を切る ぷつりと切れる折れた翼のように生まれたときからずっといっさいの可能性を失ってきた糸を自ら断ち切って前をむく この先には ひかりしかない そうでしょう両目がきらきらするし背中には陰ができてる五感をふりほどいて わたしは歩きだす めぐりめぐって糸のもう片方の端っこにいつか出会ったら何を聞こうかとか何を赦そうかとか それらの答えを探しながら