irohato

a_yによる詩や短歌 https://utubuse.wixsite.com/ayweb

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

04

きみを知るために手段はえげつなく 呟き、mixi、前の恋人またきみがドタキャンするって知らないから 別段好きでもないのにラーメン「○○くん」「○○さん」の枠を出ず 君のソファーで 君は指さえ触れようともせず思い入れの重機撫ぜるのと同じ具合で触れてきて…

ごっこ遊びの夜

深淵で見失った わたし自身の陰を なぜきみが追うのかな他人であるのに分身のように振る舞って思い入れは本当だろうか わたしの心はあちらこちらへ移動し言葉は瞬きの間に入れ替わる(疑うほうが圧倒的にらくなのだ)濃霧の森、ぬかるみの土壌ひたひたと きみ…

わたしの中には爬虫類が住んでいる

わたしの中には爬虫類が住んでいる きみにもっとぎりぎりまで攻めて欲しい舌を噛まないよう気を付けるから逃げ足の速いわたしをどうか括りつけておいて ほんとうはただそばにいて欲しいことを言えないことをきみのせいにしたい人間でさえなければ もっと楽だ…

03

午前2時野菜スティックかじりつく 背中丸めてテレビ見るデブ「わかるわかる」わたしは分からん 地下鉄が暑いこととかレッドブルとか洗濯機も、スマートフォンにも苛つくし 傷つかないよう浅く信じる母からの玉ねぎまだ冷蔵庫の奥で 食べられもせず芽も伸ば…

フィクションです/対岸

進めないからって わたしに当たらないでよ帳尻合わせは手前の仕事ここに何人、おんなじ人がいると思う。 論じるならもっとテキカクに。ノートの端は5mm残して。かしこまってもない きみの言葉は早々にポイです。ポイです。せせら笑うならもっと高らかに。ラ…