一月の早朝のほの暗い空から溜りかねた一滴がつむじの上に落ちて冷たい地下鉄へ続く階段にはコーヒーとアルコール代謝ドリンクの空き缶ラブホテルのエントランスの薄汚れた明かりがそれらを照らして浮かべている わたしは階段を下りていく どこへ行くのだろ…
頭の回転はねずみ色でも迎えるままじゃ困るって腹の中は交感神経優位に緊張してはいるが不思議と耳は聞こえるもので流れてくる何千の情報は捌いていた 紅白色に爪を塗り立てて 祝う心は十分ある年を越すってそれだけが奇跡のように嬉しくて喉に詰まらすなよ…
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