泣いたら泣いてなきかえす
たぶんまだおわらない
ぼくの空想の闇は
絵本のページをめくるみたいに
すぎていってはくれない
朝がくるのに
雀は鳴くのに
捨てきれないわけを思い出せない
きみが奪ったんだ
ナイフ刺したんだ
何度だって依存したい
つよい揺らぎだったんだ
夜がくるのに
ぼくは寝ないで 模索していく
めだまを被ってしまった暗幕をたくし上げたい
しらない海
しらない声
しらない手が僕の足を掴む
こっちだよう、なんて
こんなありきたりの言葉じゃ
うまく言えないの
それがくやしくて
今夜ふねに飛び乗って