2016-01-24 帰省 詩 2016 家に帰る私を想像してみるしずかで寒い一人の家腸のあたりが持っていかれるようなさみしさ 明日はパンの焼ける匂いで起きることはないし新聞をめくる音もしない猫が私の頭の匂いを嗅ぎにくることもない それでもそろそろ行かなくてはならないだから正月の群像のなかで七草がゆも食べずに家を出た 仕事が大好きだからなどと嘯いて