irohato

a_yによる詩や短歌 https://utubuse.wixsite.com/ayweb

複製/運動/質量/視覚

平板に白黒のプリント
とても重くて動かすことは出来ない
間違ってることなどないと
堂々たる押出しで
いつから
そこに
あったんだろう

回転する時間
小部屋の中で 平板が回る
時間を遡る
触れていく方向は一つで
あっという間に腕が閉じた

めまいがするような
逆さの感覚で
ほら ここへ位置づけ
右向いて敬礼
左手は反転
斜視の両眼で

堂々たる押出しの
回転に いざ 乗ろう