夏がどんなふうに過ぎていっても私たちには関係がないねからし色の明るい夜のなかでふたり乗りの自転車が風を切っていく中肉中背のたおやかな背中後ろからだまって肩に手を置いてみる彼がわずかにぴくりと動く(私はこの人の背中が好きだ) 丸の内の駅まで運…
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