2008-12-25 ■ 詩 2008 ふたりなのに独りよがりな影は孤独の残像 石畳教会の坂ぼくらの果ては西へ連れられ 減速する光深海のように寂しがりやの音に酔いああまた落ちる坂を 西へはとおくこれより東はないらしい野犬が吠えている北まぜておくれ 苦しまないで死ねたらいい真夜中だれか拾ってくれるのを待っている