2009-11-17 ■ 詩 2009 壁を隔ててもう一度呼応する自分に問いかける夜道はあかるくて不安になりはしないかい照らされて浮かぶものだけが真実だなんてそんな 孤独の集まりはやっぱり孤独で世の中の異常を語らい冷笑を浴びせあっている 群衆はみなこうなのだろう社会とはそういうものなのだろうただ置いていかれないようにとつめたい背中に触れながら微かに絶望を感じ取る 壁はあといくつあるか明日の日の入りはいつごろかわたしが気になるのはそのくらいなものである