いのちを ひねりつぶした
助けは 求めていたんだ ずっと前から
耐えることができなかった 様々の圧力から
言葉は私を奪い
私もまた言葉を信じなくなった
子ども一つ守れぬなら
私は人の道を外すのだ
お前たちは言う なんてひどいことだと
胎児よ 君はどう思う?
この国ではほんとうのことを口にしたら生きてゆけないんだ
女性性を抜け出せたら
真っ直ぐに君を選んでいただろう
生まれながらに母でさえなければ
胎児よ
ほんとうのいのちなど ここには無いのかもしれないね
私も君も 肉体に関係なく
社会的には死を迎えた
何を言われても君を思えばへいきさ
ただ
歓びを共有できなかったことだけがかなしい