irohato

a_yによる詩や短歌 https://utubuse.wixsite.com/ayweb

半熟の目玉焼きつくる
半熟のおんな
窓を半分閉めて
後ろめたいことでもあるように
光から隠れて食べる

半透明の心
HBの鉛筆
すりガラスに爪を立てた響きを
反省する夜半
フォークを立てると黄身が流れ出す
フォークが流れる君が立っている

必然的な片割れではなく
あったから半分こだった
夜半