2011-04-08 墓場ゆき 詩 2011 それじゃだめだったんだ きみのこと それでもいいやって思えなかったんだどうして つなぎとめる言葉を毎日少しずつ落っことしていく いま、両手でひらっても指の隙間すら零れていくねきみは笑っていた くだらない冗談を言った わたしも笑っていた いつか墓場へ連れてゆける今はまだ眠れない記憶