2010-10-14 死んでたまるか 詩 2010 うつわを満たす黴くさい血 喉が渇ききっていて絶望すら飲み干した殺傷力不十分な毒を盛って喜んで テロのつもりなら倫理に反しても失せてくれないかと鎖を巻くのはわたし自身 幾度巻いても物足りず やがて首に手をかける ごっこ遊びみたいという幻覚がちらついて今日も諦める疑問って尽きないものさ わたしだけじゃないはず油染みた藁半紙 新たなうつわに火を点せ