2011-02-18 名ばかり 詩 2011 疑わない 夜きみの首の赤いみちすじ ここまで書いたのは覚えている言葉足らずの表現に酔っていることへの嫌悪感に襲われ続きを書けなくなった窓の向こうの誰か降り積もる雪に閉ざされた わたしとあなたが同じ絶望を感じている そんなイメージを描きながら わたしは紙飛行機をつくり知らない誰かに届くようにと夜の海へそっと投げた