2011-11-09 母性 詩 2011 目立たない顔をしていた私の中の母性は聞いていたとおりの 母性じゃなかった狂っているなら いっそ気がらくだったはずさ 体内時計も外側を知らない 残酷さで母性を 笑いものにしてきたのさ苦虫潰した 少女は今でもあの感触にふるえる喜びを感じながら滲みあがる母性を 必死に拭い去ろうとしている