2014-04-17 夜のとばり 詩 2014 水面に投げた石、 月に当たって跳ね返る。 氷の言葉は切り口鋭く、ふかく突き刺す。 水面は透き通った空気 少々の揺らぎもよく響く。 書き留めることも忘れているような、とりとめのない会話を底に蓄積させている。 君は手のひらの上で泣く子供。 小さな子供。 現実がすべてを焦がす熱を持っていても きみが飛び込めなければ意味がない。そこで愛するママを待ってても わたしは尊いママにはなれない。 夜になったら君は煙草を吸いに出てってしまう。 君を愛する私になるには おそらくうんと時間が掛かる。