2019-02-06 キッチン ご飯を作るためのキッチンで不良むすめ猫と煙草を吸っている食べてもらうはずだった食事を今しがた捨ててしまったところ 自分の分は忘れて作ったはしから人にあげてしまうのそういう母親を見てきたから少女もそうやってきたスポンジみたいに絞られるまで やわらかな光のような愛情の手ほどきをまだ教えてもらえるかな換気扇の下の小さな廃工場でも 猫の細い舌で湿った指先感じているぬくもりが誓わなくてもきっとまた誰かに向かっていく